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2005.01.02

紅白歌合戦を振り返って

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 紅白歌合戦抜きの大晦日は私には考えられません。見られるときは、必ず見ます。それも、ビデオテープを必ず回しながら。小学校5年の時に、我が家に白黒テレビがやってきてから、ずっと紅白を見てきました。

 最近は、なんでまだこんな人が出続けているのだろう?とか、なんでこんな人が出てきたのだろう?との疑問を抱くことはありますが、何と言っても年に1回のお祭りですし、それに加えてNHKの総力を傾けた画像、音響のベストを体感できる番組でもあります。またホームシアターやオーディオを趣味とする者にとっても、これは自分の機材の実力を検証できる数少ない番組でもあります。年々進歩する放送環境、それにつれて発展するAV環境、私は紅白を通じてその過程を見てきたような気がしています。

 また、ハードの面だけでなく、歌手や演奏者も年に一度の檜舞台でその実力を発揮しようとしますし、演奏だけではなく色々な世相やドラマが見え隠れします。わずか4時間半くらいの番組に注がれる膨大な機材とエネルギーを考えると見ない手はないと思ってしまいます。

 さて、昨年末の第55回紅白歌合戦ですが、画質・音質とともに昨年と大きな技術的な変化はありませんでした。最近の大きな変化と言えば、デジタルハイビジョンの画質に5.1チャンネルのAAC音声の導入でしたが、これも今後数年間は変わらないでしょう。ただし、地上波デジタルの導入が2006年頃までに行われる予定ですが、同じ画質規格、同じ音声規格ですので、これらの規格による視聴者は多くなると思われますが。

 昨年の紅白で面白かったのは、まず審査員の橋田壽賀子氏が「今まで出てきた歌の中で知っているのが一曲もなかった」発言でしょう。ま、このことでNHKの審査員選考レベルが露呈してしまいました。また、日野原医師は、90歳以上の高齢ですが、マツケンサンバでノリノリの舞台をポカンとした表情で見つめていたのが放映されたことでした。担当ディレクターが、どんな意図でこの映像にあえて切り替えたかは、理解できませんが面白い映像であったとは思います。

 昨年の紅白の歌手で印象に残ったのは、やはり氣志團でしょう。ボンタン・長ランにリーゼントというスタイルでインパクトがあり、代表曲「One Night Carnival」の振り付けも面白いものでした。また、彼らは他の歌手の応援や合間のイベント、特に白赤旗上げ下げゲームでも水兵のコスチュームで出てくるなどセンスも抜群。見かけによらず、真面目で協力的な態度で、紅白の盛り上げに大きな力を発揮していたのは、初出場ながら見事なものでした。今回の紅白では一番の功労者でしょう。

 実は、私は個人的にも以前から氣志團のファンでして、このブログの開始2番目の記事が、氣志團コンサートの紹介でした。去年の夏頃
氣志團の番組が、CSデジタル・スカパーのチャンネルで放映されたのを見て、音楽ばかりでなく、コントなどに非凡な面白さを見てしまいました。

 次の功労者は、松平健のマツケンサンバでしょう。とにかく紅白ならではのお祭り騒ぎで盛り上げてくれました。これを小林幸子がつとめた大トリと入れ替えれば、このノリノリの雰囲気でフィナーレになだれこませることになり、最高の紅白になったと思われます。ま、初出場では実現不可能ですが。

小林幸子も今までの過剰衣装合戦から離れ、新潟の県木雪椿の模様の入った黒色の和服で熱唱したことは高く評価できます。いつもですが、小林幸子といい白組の女王美川憲一の衣装合戦で、衣装の派手さと楽曲、歌詞のアンバランスさはどうにかならないかと思っていましたので。その点、美川憲一は今年もアンバランスでしたね。

 あと、前川清とゴスペラーズの共演も前川の歌唱力とゴスペラーズの歌唱力が相乗効果で大変良いと思いました。

 逆に、気になったのは堀内孝雄です。楽曲もそうですが、他の曲の応援時やイベントの時のやる気のなさはとても目立っていました。それと、五木ひろしです。小林幸子の健闘に比べて、白組のトリにはちょっとなーといった感じでした。歌はうまいのですが、ただそれだけといった感じが拭えませんでした。それと紅白旗の上げ下げゲームは、いつまでこんな事をしているのでしょうかね。視聴者が面白がると思っているのでしょうか。私にはそう思えません。

 あと、韓国からの歌手は、二人ともよく頑張ったと思います。ただ、韓国スターのイ・ビョンホンの登場も彼には責任がないのですが、紅白に登場する必然性やメッセージを伝える必然性が全く感じられず、視聴率を上げるためにだけ駆り出された印象が強く残りました。

 あと、紅白の面白さは、実は裏方のステージの取り回しにあります。実際に二人の審査員が、インタビューで「音声、照明、舞台等の裏方の努力がすごい。」とコメントしていました。テレビの画面では、これらの人々の活躍を見ることができませんが、バンドの楽器のステージへの搬入と撤去、マイクの取り回し、舞台セットの転換などほとんど一瞬と思えるくらい短時間でやっています。これだけでも、紅白を見る価値があると思います。実に超人的な職人芸、綿密に打ち合わされた作業工程、リハーサルの繰り返しと驚異的なことをやっているのです。少し、考えれば分かることですが、実はあまり気づかれていない紅白の見所がここなのです。

 この裏方のミスは、私も注意してみておりほとんどありませんが、1回だけ記憶に残っているミスがあります。それは、かなり前の菅原洋一の出演の際、マイク管理の不手際で、菅原手持ちのマイクの音声が入らず、菅原の歌が口パクの無声で30秒くらい放映されました。この時は、担当者が「マイク! マイクが入っていない!」と怒鳴る音声が放送音声に乗ってしまうと言う騒動でした。ただ、これも30秒くらいでマイクが交換され、すぐに音声が出ました。音声が出た後の菅原洋一の全く動揺を感じさせない歌唱には、逆に本当にたいした歌手だなーと思わせるものがありました。

 あと、ミスというほどではないのですが、北島三郎の出演で、雪を舞い降りさせるという場面で、雪の紙片をあまりに大量にばらまいたために、北島は見えなくなるは、北島の口の中に紙片が入ってしまうはというものがありますが、これはミスの内に入らないかもしれません。

 このミスの少なさはNHKの紅白に対する思い、位置づけを伺わせるものですが、それ以上に本当に華やかなステージを支える裏方の皆さんの努力と職人技にはいつも敬服させられるものです。

 裏方のミスとは異なり、出演者のミスは数多くあります。いずれ、出演者ミスの記事でも書いてみましょう。

 

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コメント

 はるさん、コメントありがとうございました。ハイビジョンシステムの故障残念ですね。
 紅白の魅力が無くなっているとの件、視聴率にも現れていますね。過去最悪の視聴率でしたね。番組の時間も長くすれば良いということではなく、いかにして老若男女幅広く楽しんでいただけるかと思います。
 確かに画像、音響ともに魅力はありますが、番組の質、内容となると?が出てきます。また、昔のように娯楽・刺激も少ない時の紅白と現在の状況の中の紅白を比べるのも酷なような気がしますが、歌手構成やイベントの内容などはもう少し考えて欲しい気がしますね。

投稿: Jun | 2005.01.10 10:40

昨年の紅白は観ていません。
VTRにも録画しませんでした。こんなこと、初めてでしたね。
ハイビジョンシステムが故障しているのも一因ですが、それ以上に、観るだけの魅力がなくなりました。
マツケンサンバだけは観ろうと思っていましたが、チャンネルを回したときは終わっていました。
橋田壽賀子さんは、当日、12月31日の午後、NHKラジオに長時間、生出演していまして
「審査員を頼まれているけど、渡された曲一覧表のなかに知っている曲がほとんどないのですよねぇ」とこぼしていました。

投稿: はる | 2005.01.06 07:18

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