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2005.04.03

「戦艦大和ノ最期」は文語体の戦記文学の最高峰

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 今日の読売新聞のコラム、「編集手帳」に吉田満氏の「戦艦大和ノ最期」について書いてありました。

 4月6日、戦艦大和は沖縄線に向けて出撃、翌4月7日に徳之島沖で米軍機の攻撃により沈没しました。吉田満氏は、この大和に将校(少尉)として乗艦し、数少ない生存者の一人となりました。

 「戦艦大和ノ最期」は、復員してきた吉田氏が、ほぼ一日で書き上げたと言われる戦争文学の傑作の一つです。私は、中学生の頃、世界ノンフィクション全集の一冊に収録されていたので読みました。現在では、講談社文芸文庫の一冊として出版されています。

 吉田氏は、復員後、日本銀行の職員として勤務した後、56歳で死去されました。しかし、「戦艦大和ノ最期」は、今でも隠れたベストセラーとして売れ続けているそうです。

 この本は、漢字とカナでの非常に格調の高い文語体で書かれています。口語体になれている私たちにとって読みにくいのですが、それでも名文とはこのことかと思ってしまいます。一日で書き上げたくらいですから、ほんのページ数も少なく、結構短い時間で読み上げてしまいますが、その感動の深さはページ数とは比例しません。

 独特の文語調の調子は、おもわずあの戦記テレビ番組の名ナレーター芥川隆之氏の語りを連想させてくれます。昔のテレビ番組は、戦争記録映画を基にして、我らかく戦えりと言った番組が多くありましたが、今は皆無です。

 戦記テレビ番組の芥川隆之氏のナレーション、芥川氏は「水戸黄門」や「木枯らし紋次郎」のナレーションもしていましたが、あ、それと「兼高かおる世界の旅」にも出演していましたが、あのような味のあるナレーションができる人がいなくなりましたね。

 何か、話がまとまりつかなくなりましたが、吉田満氏の「戦艦大和ノ最期」、機会があれば読んでみるのも良いと思います。

「徳之島ノ北西洋上、「大和」轟沈シテ巨体四裂ス
今ナオ埋没スル三千の骸(ムクロ)
彼ラ終焉ノ胸中果シテ如何」

By Jun

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