iPodには高性能のヘッドフォン Shure社のE2c

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　先日、ポータブルオーディオプレイヤーのiPodを購入しました。なかなか良い機械で、落語や音楽などを貯めこんで、快適なサウンドを楽しんでいます。

　iPodを購入すると、標準でヘッドフォンが同梱されています。この手のヘッドフォンとしては、素直な音質のものでありますが、そこそこの音質であることは否めません。

　さらなる高音質を求めていくことはオーディオファンの性でもあり、ヘッドフォンを新しく購入することとしました。そこで、問題はどのようなヘッドフォンを求めるかであります。家電の販売店に行くと、それこそ多種多様のヘッドフォンを売っています。大いに迷うところであります。

　そこで、頼みのツナはやはりインターネットです。まず、２ちゃんねるです。２ちゃんねるの「家電製品」、「ポータブルAV」の板の中にポータブルAVで使うヘッドホン/イヤホン Part27」と言うスレッドがあります。２７回もスレッドが立てられているほど、活発な議論がなされています。

この中では、１万円前後のヘッドフォンとしては、SHURE社製のE2cが人気があるようです。また、他のヘッドフォン関連サイトを見てみると、やはりE2cは評判がいいものでした。

そこで、１万円前後の予算しかありませんので、このヘッドフォンに決めてしまいました。週末に、福岡市と佐賀の唐津市に行く用事があったので、ついでに博多駅のヨドバシカメラでE2cを９８００円で購入しました。

　E2cは、いわゆるカナルタイプと言い、耳の穴に押し込んで使うものです。このタイプはほとんどの人は使ったことがないと思います。きちんと耳の穴に装着しないと、本領を発揮しません。この装着がまた面倒なのです。

　まず、自分の耳の穴に合ったイヤーパッドを見つけなければなりません。ヘッドフォンに同梱されたイヤーパッドは、３種類、それぞれに大中小のサイズがありますから９組のイヤーパッドから自分の耳に合ったものを試行錯誤して選びます。

　何とか自分の耳に合っているだろうと思うイヤーパッドをヘッドフォンに取り付けます。次は、耳への装着です。カナルタイプは、耳の穴とヘッドフォンのイヤーパッド間がスカスカではなく、ピッチリと密着させる必要があります。

　耳の穴を手で引っ張って大きくした上で、イヤーパッドを人差し指で押さえ込んでグリグリ押し込みます。装着できたらこのイヤーパッドが元に戻るため膨らむのを３０秒ほど待ちます。この装着には、コツと経験が少し必要となります。

　この密着が成功すると、外部の音はほとんど聞こえなくなります。強力な耳栓をしているようなものです。このような状況の中、ヘッドフォンから鼓膜に向けて音が発射されるのです。逆に、装着に失敗すると、ヘッドフォンの音はスカスカで聞くに耐えない音となります。

　このカナルタイプの音の良さには仰天しました。標準のヘッドフォンはもう聞くことはできません。特に、E2cは、値段の割には低音が良く効きます。iPodがこれほど良い音を出しているとは想像もできませんでした。

　ただし、このカナルタイプは遮音性が高いために、歩きながらや自転車に乗車中は危険すぎると思います。ためしに、歩きながら聞いてみると、足音がドンドンとやたら鼓膜に響き変な感じとなりました。このような現象もカナルタイプ特有です。また、音を大きくすると難聴になる危険性もあるそうです。

　このE2cも、ヘッドフォンの世界ではビギナー用です。値段も手ごろなところから、iPodに限らず、MDや通常のステレオにも使用すると新たなオーディオの世界が広がると思います。

　　By  Jun

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