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2006.06.18

映画「栄光への脱出」 キプロス・ファマグスタが舞台

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 ’70年代英国ヨーロッパ一人旅行記では、キプロス滞在記を書いていますが、キプロスにちなんだ映画の話です。

Exodus_d_k_syukusyoumojiキプロス・ファマグスタが舞台となった映画との出会い

 英国、ヨーロッパ旅行から帰ってきて、数年経ったある日、福岡・中州のある映画館でポール・ニューマンとマリー・エヴァ・セイントの映画、「栄光への脱出」をたまたま見ていましたら、映画の冒頭にユダヤ人の青年が英国の官憲に追われる場面が出てきました。

 背景が見たことのあるようなところだと思っていましたら、前回の記事のモスクが出てきて、キプロスのファマグスタであることが分かり、ビックリしました。

 「栄光への脱出」とは、商業主義で安易に付けた日本語タイトルでしょうが、原語タイトルは「Exodus]と言います。Exodusとは、本来旧約聖書の「出エジプト記」のことで、モーゼの十戒でも有名な話です。

Exodus_ship_syukusyoumojiExodusとは?

 この映画の「Exodus」とは、「Exodus号」という船の名前だろうと思いますが、広くユダヤ人のイスラエル建国の意味があるのかもしれません。Exodus号は、エクソダス号事件として歴史上実在した船です。

 詳しいことは分かりませんが、1947年7月にユダヤ人難民4500人を乗せたExodus号をイギリス政府は、パレスチナ沖のファイファで拿捕しフランスのマルセイユに追い返しました。

Exodus_flag_syukusyoumoji  マルセイユで下船を拒否したユダヤ人たちは、結局ドイツのハンブルグに輸送され、そこで収容所に入れられました。これが、エクソダス号事件と呼ばれるもので、英国は世界中からの非難を浴びました。この史実を基にして「栄光への脱出」と言う映画が1960年に作製されたのでした。なお、この映画は、アメリカのユダヤ人作家 Leon Urisの分厚い小説「Exodus」を基にしています。

 

続きがあります、下のリンク・バーをクリックすると続きがご覧になれます。

 

映画「栄光への脱出」とは?

 映画「栄光への脱出」では、「Exodus号」は、キプロスのファマグスタ港に入港していました。ポール・ニューマン扮するユダヤ人指導者が、巧 みなトリックによってファマグスタ英国収容所に居た大勢のユダヤ人を乗船させました。目的は、イスラエル建国の地、パレスチナに行くことでした。

Exodus_pub07_syukusyoumoji  ところが、そのことを知った英国海軍がファマグスタ港を封鎖して「Exodus号」を出られないようにしました。この封鎖を突破するお話しが「栄光への 脱出」の前半部なのです。なぜ、当時キプロスにユダヤ人が大勢居たのか、なぜ英国は「Exodus号」を阻止しようとしたのか、映画のストーリーで史実で はないにしても、それなりの歴史上の妥当性があったのでしょうが、勉強不足でわかりません。

Exodus_paul_syukusyoumoji  映画の後半部は、めでたくパレスチナに上陸したポール・ニューマンたちがイスラエル建国のために活躍したり、アラブ人居住者達との軋轢を描いたもので、これはこれで大変面白いものです。

 私が滞在して、非常に楽しく、思いで多いキプロスのファマグスタで、このような映画が撮影されて、その映画を日本の福岡で見ることができたことに非常に感動しました。

男の骨太さと優しさを持つ男優

 スティーブ・マックイーンの「砲艦サンパブロ」の記事でも述べましたが、ポール・ニューマンも負けずに大好きな男優の一人です。今は、男の骨太さと優しさを表現できる俳優が少ないような気がします。

Cool_hand_lukesyukusyoumoji  ポール・ニューマン主演の「暴力脱獄」の主人公ルークしかりです。「Cool Hand Luke」と言う素敵な原語タイトルをどうやったら「暴力脱獄」など映画の持つ意味を全く無視したような 日本語タイトルをつけられるのでしょう。こんなタイトルだったら、映画を見る気も起こらないだろうし、何よりもポール・ニューマンが演じる主人公の優し さ、タフさ権力に対する反抗心を傷つけているような気がします。

エヴァ・マリー・セイントについて

 この映画の女優と言えば、エヴァ・マリー・セイントです。看護婦として英国、ユダヤ人、アラブ人との確執の中で、米国の立場を象徴するかのような 役回りを演じています。悪く言えば、第三者的で人道主義者的ふるまいですが、湾岸戦争やイラク戦争など中東にちょっかいを出すアメリカの姿がすでに見えて いるような気がしてなりません。

Exodus_pub01_syukusyoumoji  この女優さんは、「北北西に針路を取れ」でも印象的でしたが、個性的な顔立ちのブロンド美人です。2006年の新作映画「スーパーマン」?にも出演しているそうです。

 さて、ちょっと脱線しましたが、「栄光への脱出」は、ハリウッドの大きな勢力であったユダヤ人達、製作・監督のオットー・プレミンジャーを中心に作られました。イスラエル建国後、アメリカにおいてもイスラエルを応援する気運が高まっていたのかもしれません。

「栄光への脱出」主題曲について

 この映画のサウンドトラック曲・「栄光への脱出」は、アカデミーの映画音楽賞を受賞しましたが、アーネスト・ゴールドの作曲で作詞は、意外なことにあのパット・ブーンです。イスラエルの人々の祖国イスラエルに対する強い気持ちが滲み出ている歌詞です。

 下のリンク・バーをクリックすると、「栄光への脱出」の主題曲がお聞きになれます。ただし、歌っているのはパット・ブーンではなく、アンディ・ウィリアムスです。

(歌詞)

This land is mine, God gave this land to me
This brave and ancient land to me
And when the morning sun reveals her hills and plain
Then I see a land where children can run free

So take my hand and walk this land with me
And walk this lovely land with me
Though I am just a man, when you are by my side
With the help of God, I know I can be strong

Though I am just a man, when you are by my side
With the help of God, I know I can be strong

To make this land our home
If I must fight, I'll fight to make this land our own
Until I die, this land is mine

 By Jun


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コメント

Ryuさん、今晩は。Junです。
お褒めをいただきありがとうございます。今の映画も優秀なものが多く、画質や音質では古い映画はかなわないのですが、俳優や音楽の質は古い映画のほうが良いような気がします。
自分の思い出や経験が絡むと一層そのような気がしてきますが、個人的な思い込みなのでしょうか。

投稿: Jun | 2006.06.22 22:33

Jyuさん、今晩は!Ryuです。記事も歌も深みが有りとてもよかったです。昔の映画や音楽って本当に良いですよね!最近のTVにはうんざりしています。また、昔を想い出す記事のアップをお願いします。エクセレントでした!

投稿: Ryu | 2006.06.18 17:54

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