福岡・宗像の郷土料理「だぶ」
スポンサードリンク
| ツイート
|
福岡・宗像地域の郷土料理の一つに「だぶ」があります。この料理は、元来祝い膳であり、結婚式、初節句、七五三等の集まりに出されるものであります。
私の家では、料理しませんが、母方の親戚はよく作ってくれます。もっとも、祝いの席だけでなく仏事にも出てきます。慶弔の行事があるとほぼ出てきます。
奇妙な名前「だぶ」の語源は定かでありませんが、「汁がだぶだぶある」ところからそう呼ばれるようになったと言うのが一般的な説であるようです。
普通、この辺ではお吸い物はお代わりしないことになっていますが、「だぶ」はしきりにお代わりはいらないかとたずねられます。何杯でも食べてもいい習慣があります。
元来お祝い膳のしきたりに従って、具の種類の数を奇数にします、つまり三、五、七の数は古くから縁起のいいものと考えられているからです。しかし、ここまで考えて作る家庭は、現在では少ないと思います。
材料は、コンニャク、ニンジン、椎茸、ゴボウ、里芋、鶏肉、麩、油揚げ等ですが、全て小さく切られています。この切り方も「だぶ」独特のものです。
出汁は、イリコ、昆布、椎茸等でとるようです。この汁には、片栗粉やくず粉でとろみがつくのも大きな特徴です。なお、私の親戚では、ショウガの千切りを薬味として最後に入れますが、この辺は各家庭で様々な薬味を使っているものと思います。
ここ宗像の地域では、盆・正月の親戚が集まる時には、カシワ(鶏)のすき焼と「だぶ」が定番の料理です。私達は、子供の頃からこの二つの料理に慣れ親しみ育ってきたのです。でも、最近、このような郷土料理を作る家庭も少なくなってきたようです。
手軽に仕出し料理を配達してくれますし、「だぶ」にしろ、カシワのすき焼にしろ、準備と後片付けに手間がかかるからでしょう。私の家でも、カミさんはこのような習慣がないものですから作ることをしません。食べられるのは、この習慣で育ったオバちゃんがいる親戚の家なのです。
だんだん伝統の食文化が消えていくのは寂しいことですが、仕方のないことかもしれません。私達が子供の頃は、今ほど情報や商店も無く、「だぶ」やカシワのすき焼以外の料理を作ろうにも作れなかったのでしょう。
便利になればなるほど、物があふれればあふれるほど何か大切なものが失われていっているような気がするのは私だけなのでしょうか。
なお、てん子さんの素敵なブログ「まめまめしく行こう!」でも、「だぶ」についての興味ある記事を載せてくれています。
By Jun
スポンサードリンク
| 固定リンク
「11 料理」カテゴリの記事
- 糸島牛一頭買いのフィレ肉でBBQ ステーキ・ランチ(2018.06.16)
- コストコのステーキ肉 1枚350g 1400円の肩ロースステーキをウッドデッキランチで堪能しました。(2016.04.11)
- 福岡市役所作成動画 博多雑煮の作り方 焼きアゴ、かつお菜などを使って(2015.12.22)
- 冷凍カニの美味しい解凍の仕方と調理法はこれ!(2015.01.14)
- 肉の達人、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんの「美味しい焼肉を味わうためのポイント」を参考にしてIWATANI イワタニ カセットフー カセットグリル CB-G-13を購入しました。(2014.12.12)
コメント
うてきなぷりばさん、今晩は。Junです。
はじめまして。面白いハンドルネームですね。どういう意味なのかな?
元関西人で広島県人の方が、「だぶ」に興味を持っていただいてありがとうございます。
郷土料理や食育にも守備範囲が広くてすごいですね。
「だぶ」等の郷土料理は、だんだん食べられなくなってきています。宗像には、鶏のすき焼きと言う農村地域を中心とした郷土料理があるのですが、私もここ数年食べていません。
広島の郷土料理なども同じような状況なのでしょうね。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: Jun | 2008.02.03 22:24
はじめまして、あるレンタルビデオでこの料理の存在をしりました。まだまだ未完成ですが食育について考えてます。今度自己流にアレンジしてだぶを作ろうと思ってます。
投稿: うてきなぷりぱ | 2008.02.02 18:29
junさん、お早うございます。Ryuです。
郷土料理って良いですね!私は神戸で育ったので何が郷土料理か良くわかりません。多分母が作ってくれていたものの中に母の生家の郷土料理が有るんだと思います。サバの棒寿司がその一つだと思いますが、母の田舎でも、もうサバ寿司を作る家庭が少なくなってきた様に思います。奈良の郷土料理?奈良漬・茶粥・柿の葉寿司…?違いますよね!研究しておきます。郷土料理は是非残したいものですね!
投稿: Ryu | 2006.08.17 07:38