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2007.04.24

我が家に自作スピーカーの「スワン」がやって来た!

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 皆さんは、故長岡鉄男と言う方をご存知でしょうか。オーディオやビジュアル、つまりAVを趣味とする方以外にはなじみの無い名前だと思います。

Swansyukusyoumoji  この方は、日本を代表するオーディオ評論家で、レコード評論家としても有名です。特に埼玉県越谷市の自宅に、究極のホームシアタールームとして「方舟」(はこぶね)と言う建物を建てたことで知られています。

 自宅の横の土地のホームシアター専用の建物のことですが、土地の形に合わせたために五角形をしており、遮音と防振のために分厚い鉄筋コンクリートを施しています。オーディオマニアの理想を追求したものと言えます。

 私なども、AV誌でこの「方舟」の記事を読むたびに、こんな素敵なホームシアターで映像を鑑賞できたらどんなに幸せなことだろうと思ったものです。

 長岡鉄男氏は、一方、自作スピーカの製作・設計者としても定評があり、その作品は600以上にもおよびます。

Dsc_5741syukusyoumojijpg  中でも、1986年に発表されたバックロードホーン型、点音源方式の自作スピーカー「スワン」は、長岡氏宅を訪れた評論家立花隆氏が絶賛したこともあり、たちまちオーディオフアンの人気となりました。

 その後長岡氏は、数多くのスワン系スピーカを発表しており、中でもスーパースワンは今でも最高傑作であるとの伝説的な話になっております。

 ところで、週末にヨットの知り合いであるKさんに私のホームシアターを訪問していただきました。20年以上も前から小戸のヨットハーバーで知っており、ホームシアターの趣味があるとは存じていましたが、最近、このブログをご覧になり、拙宅にお出でいただきました。

Dsc_5744syukusyoumoji  その時、持参してくれたのが「スワン」です。以前からKさんが、スワンを自作されているのを聞いており、いちどその音色を聞きたいものだと思っていた所やっと願いがかないました。

 スワンは、意外と小ぶりでしたが、セットするとスルスルとその首を持ち上げられました。スピーカーの高さが聴取者の耳の高さと一致するようにできるのでした。この辺の合理的な考え方にはさすが、長岡氏のファンを長岡教の信者と呼ぶ理由が分かるような気がしました。

Dsc_5745syukusyoumoji  早速、スピーカーケーブルをアンプにつないでJazzを聞いてみると、フォステックスの小さなスピーカーにもかかわらず豊かな音質と店音源のピントの合った音の定位にはビックリしました。Kさんの話によると、JBLのような3WAY(3つのスピーカー)ではない単スピーカーのスワンは、ネットワークも使用しないのでそれだけ音が濁らず音が優れているとのこと。

 背後にある10数万もするJBLのスピーカーも形無しです。Kさんの工作の手際のよさもあるのでしょうが、自作でこのようなスピーカーが出来るとは、さすがに長岡氏の設計の良さが光ります。

Dsc_5747syukusyoumoji  Kさんは、しばらくはこのスピーカーで楽しんでくださいと預けていただきましたので、連休にはじっくり聞いてみようと思っています。この2本のスピーカーの追加で、私のホームシアターのスピーカーは大台の10本となりました。また楽しからずや。

なお、長岡鉄男氏のスワンに関する次のような著作がありますので、参考にしてください。

長岡鉄男 最新スピーカークラフト〈1〉スワンaとその仲間 (オーディオ選書)


自作スピーカーを製作する際に強い味方となるのがフォステクスのスピーカーボックスです。
フォステクスのスピーカーボックス






フォステクスのスピーカーユニットは、スピーカーボックスと合わせれば自作も楽しいですね。
フォステクスのスピーカー




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受信: 2007.05.04 10:52

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