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2008.12.30

トルコ・イスタンブール旅行記 夜のブルーモスクとメヴレヴィー教団の旋舞 

2008年9月8日(月)午後10時頃

 スルタン・アフメット地区のキョフテのレストランで夕食を終えた後、ラマダンの人出で賑わうヒッポドロームに歩いていきました。ここは、ブルーモスクに隣接した公園のようなところで、古代ローマの競技場跡で、映画ベンハーのような戦車競技も行われていたようです。

 ドイツから寄贈された「ドイツの泉」や、エジプトのカルナック神殿から運ばれたオベリスクの塔なども見ました。ビデオや写真も撮りましたが、写りがあまり良くありませんでした。

 それから、ブルーモスク、(正式名をスルタンアフメット・ジャーミイと言います)を訪れました。

 ブルーモスク。何と魅惑的な響きを持ったモスクではないでしょうか。その由来は、モスクの内部がこれまた有名なイズニック製のタイルで覆われており、その色調が主に青いことにあります。このイズニック・ブルータイルで描かれるイスラム独特のアラベスク模様は、筆舌に尽くしがたい美しさであります。

 残念ながら、ビデオでもあるように、丁度お祈りの時間だったため、モスクの内部には入れませんでした。 後日、アルパイ君がイスタンブールを去った後、この内部の美しさを見たいがために、私一人で再訪したくらいであります。

 ブルーモスクの魅力は内部だけではありません。直径27メートルの大ドームはもちろんのこと、世界で唯一の6本のミナレットを持っており、世界で最も美しいモスクとも言われております。

 アルパイ君にも、このモスクへの思い入れは大変なものがあり、このモスクの外観のプロポーションの美しさや、幅がとても広い階段の上にある入り口を極端に小さくしたのは、楽園に入る入り口は極めて小さいものだと言う哲学的な意味があるのだと等々、詳しく説明してくれました。

 私にひとしきり説明をしてくれた後、アルパイ君は、なかなかブルーモスクを立ち去りません。どうも人を探しているようです。これが、何と、古老やモスクの聖職者を探しているのでした。アルパイ君は、ブルーモスクのもっと詳しい話を、これ等の人々から聞きたがっていたのでした。

 でも、生憎そのような人々と出会えずに、ブルーモスクの内陣から外に出ました。そして、アヤソフィア、別な巨大モスクの方へと歩き出しました。

 ブルーモスクは、丁度、信者のお祈りがあっており、中に入ることができませんでしたが、モスクの壁には内部のお祈りの様子が、ライブカメラで映し出されていました。

 細い通りを入っていくと、右側が広くなっていて、柵の向こう側では屋外でデーブルや椅子で人々が、なにやらショーを楽しんでいる様子。

 突然、アルパイ君が低い柵を乗り越え始めました。何事かと思うと、柵のすぐ近くのテーブルが空いたので、そこへ目掛けている様子。私も、あわてて柵を乗り越えました。日本では、こんなことをすると顰蹙をかいますが、トルコの人たちは特別のことではないようです。

 テーブルに座ると、ウェイターが何事も無かったの用に注文を取りにきたのには驚きました。軽い飲み物を取ると、ショーが始まりました。

 これが、驚いたことに、メヴレヴィー教団の踊りだったのです。メヴレヴィー教団とはイスラム神秘主義の教団の一つで、トルコ中央部の南に位置する都市、コンヤを中心としています。

 この教団は、旋舞教団とも呼ばれており、スカートをはいた信者が、クルクルと音楽に合わせて回りながら踊ることで有名です。

 この旋舞は、祈りの手段であり、回転は宇宙の運行を意味しており、また回転しながら神との一体感を感じ、恍惚となるらしいものです。

 当夜のショーは、一人で踊っていますが、コンヤでは何人もの信者が踊る様は、壮観なものがあります。かといって、実際に見たわけではありませんが。

 前々から、この旋舞を見たいと思っていたものですから、偶然、見る事ができて大変ラッキーだと思いました。

 アルパイ君にどう思うかと聞いてみると、これはラマダンのショーだからどうと言うことはないとの返事。これは、ショーであって、あまり宗教的な意味を持たないとのこと。本当のことを言ってくれたのでしたが、いささか興ざめでありました。

By Jun

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