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2009.01.12

トルコ・イスタンブール旅行記 プリンスィズ諸島、クユブ島を馬車で一周

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2008年9月9日火曜日午前11時

640x480_2   MADOチェーンのレストランで朝食後、少し歩いて馬車の乗り場に行きました。

 馬車乗り場には、たくさんの馬車が客を待っていました。観光客用でしょうが、10台や20台といった数ではなく、50台くらいいるのじゃないかと思うくらいひしめき合っていました。

 私たちの前には、一組の客がいるだけで、すぐに私たちの馬車が来ました。2頭立ての馬車で、私自身、馬車に乗るのは初めての体験です。

 ここで、プリンスィズ諸島とクユブ島について簡単にお話ししましょう。 プリンスィズ諸島は、イスタンブールの南に広がるマルマラ海に浮かぶ9つの島から構成されています。

 ビザンツの時代に、ここに王子達が流されて来たので、この名前が付いていますが、ギリシア人が付けた名称を英語読みしたもので、トルコではアダラルと呼びます。

高画質ビデオ クユブ島を馬車で一周(音がでます)

上のビデオは削除されています。

 (お断り: ビデオ編集ソフトのバグだと思いますが、シーンの終わり部分で、音声が一部聞こえなくなります。改善方法はありますが、とても時間がかかるので完全には修正できておりません。)

 行政区では、イスタンブール県に属しており、イスタンブールの港から1時間程度で行くことができます。一番大きなブユク島(トルコで大島)に行くことが普通でしょう。

 これらの島々では、19世紀にはすでにイスタンブールの富裕層の別荘地となっており、ビクトリア調の建物が造られ、ビデオ映像の通り今でもたくさん残っています。

Photo_3 また、何故そうなったかは知りませんが、ここには、ギリシア人、アルメニア人そしてユダヤ人の地区が残っており、多文化の島として、現代トルコには珍しい存在となっています。馬車で一周するだけでなく、これらの地域をじっくり訪れてみるのも貴重な経験となると思います。

 イスタンブールで幼年期を過ごしたアルパイ君も、初めて今回訪問したそうです。いずれ、子供を連れて再度来たいと考えており、今回は下見の意味もあったようです。

 さて、馬車乗り場を出発した私達の馬車は、島を反時計回りの方向に向かいました。馬車乗り場や船着き場のある地区が、島の中心となるもので、すぐに警察署がありました。

 これを過ぎても、道の両側には、瀟洒な邸宅が並んでおり、ここが金持ちのトルコの金持ちのリゾート地であることが実感できました。

 道路には、自家用車やバイク等は全くなく、時折、観光客を乗せた馬車やゴミ収集車等の公共用の車両とすれ違うだけです。自転車等もほとんど無く、あまり活気に満ちた場所ではないようです。しかし、そのことが都会の喧騒を逃れてくる人々にとっては、たまらない魅力となっているのかもしれません。

 ビデオの中で、豪華な邸宅を身ながら、私がアルパイ君に「別荘として一つ買ってはどうだい?」と話しかけると「もう家にお金を使いたくない」との答が返ってきています。実は、アルパイ君は、イスタンブールのアジア側に新しく家を買っていたのでこのような答となったのでした。

 彼の話によると、いずれノルウェーのオスロからイスタンブールに戻ってきて、余生を過ごすために買ったのだそうです。プール付きのベッドルームがかなりある豪邸のようで、今は人に貸しているのだそうです。

 この新しい家を見せてもらえないかと相談すると、店子が相当変わり者で難しいとのこと。何でも、直接話すことができず、会計士を通じてコミュニケーションを取っているくらいだから、見ることは難しいとのこと。どこの世界にもこの手の話はあるようです。

 アルパイ君は、この家を購入するために、Is銀行というトルコの名門銀行から融資を受けており、相当苦労したとのこと。このことから、もう家でお金の算段はしたくないと言うことでした。

 市街地を抜けると、山道に入り、相当高い高度、多分200メートルくらいの高台にさしかかりました。眼下に青いマルマラ海が広がり、絶景でした。

 フィッシングを趣味とする者にとっても、魚の釣れそうなポイントが多々あり、おまけにアングラーが殺到しそうな状況ではないので、入れパクパラダイスは間違いないでしょう。

 ただ、大人3人と馬車をここまで引っ張り上げて、この絶景ポイントに達するためには、2頭の馬にとっては大変なきつさでしょう。アルパイ君もこの状況を見て、「生まれ変わっても、馬だけにはなりたくない」とコメントをしておりました。

 やがて、またまた豪華な別荘と美しい庭園を見ながら、出発地の馬車乗り場に戻ってきました。約1時間の馬車ライドでしたが、この料金が、ぼられた今朝の朝食と同じくらいの40リラ(4000円くらい)。

 アルパイ君がこれでまた、この馬二頭と、御者そして馬車代の馬車一周料金の40リラは納得できるが、あの朝食はでたらめだと怒りを新たにしていました。

By  Jun

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