« 東京のライオン 銀座七丁目店、ビール注ぎ名人のいるビアホール  | トップページ | 東京の「銀座梅林本店」、道場六三郎氏絶賛のカツ丼の店 »

2009.02.06

トルコ・イスタンブール旅行記 プリンスィズ諸島からイスタンブールへの帰航 

 2008年9月9日(火)午後

Photo

 フェリー乗り場付近を散策の後、午後2時頃のフェリーでイスタンブールに帰ることにしました。歴史あるフェリー乗り場で少し時間を過ごしてから、桟橋に着いていた船に向かいました。

 イスタンブールからの往路の船は、高速船でしたが、帰りの船は通常タイプの船でした。アルパイ君も、デッキに出られない高速船よりも、存分に外の空気が吸えて眺めの良い船の方が良いとしきりに言っておりました。

Fahri_s_koruturk1sm_3

 乗船口のすぐ傍に、フェリーの紹介パネルが貼ってあり、アルパイ君によると1989年建造の船であるとのこと。「FAFAHRÝ S.KORUTÜRK」が船名です。

 FAHRÝ S.KORUTÜRKとは、人名で、1987年まで存命した、海軍軍人で外交官、そして第6代のトルコ大統領となった方です。

Photo_2 なお、当日アルパイ君は、右耳に機械のようなものを装着していますが、あれは携帯電話の着信を知らせるもので、補聴器ではありません。

 当日は、天気も良く、絶好の船旅日和となりました。出港前に、私達が1974年の4月に出会ったキプロス北部の街、ファマグスタがコンクリートジャングルで緑が少ないとの話題になりました。

 私は、ファマグスタやキプロスは想い出深い場所で、緑が少ないなどとは思いいもしなかったので、アルパイ君の話には驚きました。1974年6月のトルコ軍のキプロス侵攻時にも、キプロスにいたアルパイ君にとって、ファマグスタはあまり印象が良くないのかもしれません。

高画質ビデオ プリンスィズ諸島ブユク島~Heibeliada島

上のビデオは削除されています。

 また、ブユク等のフェリー乗り場から見えるドームが二つあるホテル、「Splendid Palece Hotel」も話題になりましたが、ユダヤ人が乗っ取って経営していて、あまり今は良いホテルではないとの話にも、のんびりしていて風光明媚な島にも、いろいろな事情があるのだなと思いました。

Splendidpalacehotelsm 出航して、沖合いに出ましたが、風の割には波もなく、本当に快適なマルマラ海クルーズでした。それとイスタンブール直行ではなくて、2、3の島々に寄港しながらですから楽しさ倍増です。

 アルパイ君も言っていたように、島の南側に集落があります。この辺は、玄界灘の島々と一緒です。最初の島には、トルコ海軍の士官候補生の学校があり、ちょうど江田島のようなものです。

 プリンスィズ諸島のクルージング中に気づいたことですが、トルコの船は、どんなに小さなボートでもトルコ国旗を掲げていることが多いことです。

 極端なことを言えば、8フィートの私の自作艇クラスでも旗を悠然となびかせています。考えてみると、国旗に対する敬愛の念といくつもの国と国境を接した地政学的なもの、つまり少しいくと他の国の領海に入りがちで、逆にトルコ領海ではトルコ籍の船であると常に表示する必要があるのかもしれません。

 博多湾で遊んでいる私のボートに日本国旗を常に掲げるのも、奇異な感じがしますが、マルマラ海では掲げない方が、常識外のようです。

 そんなこんなで本当は、島の一つひとつにゆっくり泊まっていくような旅が最高なのですが、そうもいかないのが残念でした。

高画質ビデオKinaliada島~イスタンブール (音がでます)

上のビデオは削除されています。

By; Jun

|

« 東京のライオン 銀座七丁目店、ビール注ぎ名人のいるビアホール  | トップページ | 東京の「銀座梅林本店」、道場六三郎氏絶賛のカツ丼の店 »

08 ’70年代英国ヨーロッパ一人旅行記 」カテゴリの記事

07 トルコ・イスタンブール」カテゴリの記事

コメント

Ryuさん、今晩は。Junです。
そうですね。旅先の現地に詳しい友達がいると大変楽ですし、色んなことが体験できます。
20年ぶりにあいましたが、貴重な友達です。

投稿: Jun | 2009.02.14 18:36

Junさんの手作りボートに日の丸…で笑ってしまいました。
いつもながらのBLOG記事、頭が下がります。
良いホテル、美味しい食べ物、美しい景色、やはり現地の人に教えてもらうのが一番ですね!ツアーで行くと楽ですが失望することが一杯です。良いお友達がいて良かったですね!

投稿: Ryu | 2009.02.12 00:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トルコ・イスタンブール旅行記 プリンスィズ諸島からイスタンブールへの帰航 :

« 東京のライオン 銀座七丁目店、ビール注ぎ名人のいるビアホール  | トップページ | 東京の「銀座梅林本店」、道場六三郎氏絶賛のカツ丼の店 »