トルコのハム、パストラミを購入 イスタンブール滞在記
2008年9月10日(水)
グランド・バザールとスパイス・バザールの間の商店街で、アルパイ君のジーンズ購入の後、いよいよスパイス・マーケットにやってきました。
グランド・バザールは、どちらかというと絨毯や宝石、工芸品の店が多かったので、食品を中心とするスパイス・バザールには、グルメ好きとして期待が高まります。
ビデオ トルコのハム、パストラミをスパイス・バザールで試食
スパイス・バザールとこの記事では書いていますが、英語では Spice Bazaar 又は Egyptian Bazaar と言います。イスタンブールでは、最古のバザールの一つで、私がボスポラス海峡クルーズで出発したエミノニュの港近くにあります。
オットマン帝国時代に、多くの香辛料(スパイス)がここに輸入されたため、これ等の名称がつきました。また、建物は1660年に造られたと言いますから、相当に古いものです。
ビデオ スパイス・バザールのユニークな商店
また、この建物はモスク(Yeni Mosque)の一部であり、商店の家賃はモスクの維持に使われているそうです。イスタンブールで、バザールと言えばグランド・バザールの方が有名ですが、私は、スパイス・バザールの方が、食品が多くまた人も少ないので好きです。
アルパイ君が、私をスパイス・バザールに連れてきてくれた目的の一つが、パストラミの購入です。
パストラミとは、香辛料で味付けした肉の燻製食品を言います。この定義からすれば、ベーコン、ハム、ソーセージもパストラミの一種です。しかし、トルコはイスラム教の国ですから、豚肉を使用することはご法度。そのため、トルコのパストラミは、羊肉や牛肉となります。
トルコの食事で、豚肉が使用されていないのはトンカツ好きの私にとっては相当なダメージです。まず、中華料理のレストランがほとんどありませんし、ジューシーな豚肉料理は皆無でしょう。いかに、私の食生活が豚肉に依存しているかを、イスタンブールでは思い知らされました。
さて、スパイス・バザールのパストラミの店に着きました。天井から、パストラミの大きな塊がいくつもぶら下がっています。入り口は狭いのですが、奥に細長く店が続いています。間口の大きさで課税されていた名残りかもしれません。
アルパイ君が、店員と話しながら品定め。良さそうなパストラミを店員に言うと、スライサーで薄く切って試食できます。食べてみると、豚肉のハムとは全く異なる食味、食感です。牛肉を燻製するとこうなるのだなと言った感じで、明らかにハムの方が美味しいと思います。
ま、これも豚肉文化の私の食感で、トルコの人が日本でハムを食べると、現実にはありえませんが、逆にパストラミのほうが美味しいと感じるのかもしれません。食味とは相対的なもので、その人の環境や食生活の状況でいかようにもなるものです。
アルパイ君に頼んで、小さめの塊を買うことにしました。このパストラミを、帰国後食しましたが、正直、香辛料がきつく、また、ごく薄のスライスにできないため、イスタンブールで試食したものとは程遠く、あまり美味しくは残念ながら感じませんでした。
パストラミ屋をでて、スパイス・バザールを散策しましたが、文字通りの香辛料屋さん、ドライフルーツ屋さんなどのぞいて面白いお店のオンパレード。
中には、患部に吸い付かせて、悪い血を取り除くためのヒルを売る商売、小鳥を売る人など実に面白い店もたくさんあります。
イスタンブールの庶民の生活を垣間見ることのできる貴重な場所、それがスパイス・バザールでしょう。
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