福岡市のロシア料理の老舗「ツンドラ」、ボルシチ、ピロシキ、グリバーミ(つぼ焼き)が名物です。
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ソチ冬季オリンピックで盛り上がっていますが、ソチといえばロシアです。
あまりなじみのないロシアですが、それでも福岡でロシア料理を食べることができます。
ロシア料理では福岡市郊外の宗像市鐘崎の「イズバ」、東区名島の「バスハ」、中央区大名の「ニーナ」、「ツンドラ」あたりが思いつきます。
その中でも一番古い老舗が「ツンドラ」でしょう。
まだ明治通りが電車通りと言っていた頃、西鉄電車の窓から見えていたのが「ツンドラ」ですから。
一時期は、福岡でロシア料理といえば「ツンドラ」でした。
創業は1960年ですから、もう50年以上も前になります。
いつ頃までのことかは分かりませんが、ツンドラには、おそらくロシア人だったのでしょうか年配の品のいい女性が給仕してくれました。
この方の存在で、ツンドラはロシア料理店の雰囲気がより一層していました。
ツンドラの店内は、いい意味で昭和の時代のツンドラとあまり変わっていません。
ツンドラのロシア料理は、家庭料理が中心のようです。ロシアと言っても広いのですから、モスクワ料理、ウクライナ料理と言っても良さそうですが、中華料理のようにあまり地域的な特徴は言いませんね。
ただ、ロシア料理の基本は、厳寒の農村から生まれてきており、ボルシチなどはその代表格の料理のようです。
ツンドラでも、ボルシチ、ピロシキそしてグリバーミと言うキノコのつぼ焼きが名物です。
ボルシチは、ロシア料理の代表的な料理で、ウクライナ地方の料理です。ボルシチとは、ウクライナ語で赤いスープの意味があるようです。
ビーツ(赤かぶ)という赤い野菜で作るためにボルシチの色も赤くなります。
ツンドラではボルシチには、豚バラ肉とジャガイモ、ニンジンが入っています。かなりスッキリとしていますが、ウクライナでは様々な具を地域ごとに使用しています。
ピロシキも、私は初めてツンドラで食べました。
ピロシキは、元来、ウクライナ、ロシア、ベラルーシ3国の食べ物で、パンの中に具材を入れてオーブンで焼いたり、油で揚げたりします。
ツンドラのピロシキは、油で揚げてあり、油で手が汚れないように紙ナプキンなどで包んで食べます。
それで、ピロシキとは揚げパンのことかと思い込んでいたら、宗像市の「イズバ」ではオーブンで焼いたピロシキを提供しています。
どうも、日本ではピロシキは油で揚げられるのが主流となっていますが、ロシアでは焼いたピロシキも多くあり、それらの情報が入っているのか札幌市内のロシア料理店の主流は焼きピロシキです。
また、ツンドラでは、ピロシキに春雨を入れていますが、ロシアに春雨があるのかなと思ったりします。
蛇足ですが、日本のカレーパンはピロシキをヒントにして作られたという話もあります。
グリバーミは、キノコのつぼ焼きですが、写真の通り、チキン、マッシュルーム、タマネギのクリームスープのコップをパンでフタをしたものです。
この料理は、ツンドラの名物料理ですが、東区名島のバスハも提供しています。
どうも日本では、ツンドラとバスハくらいしか提供していないのではないかという気がしています。
食べ方は、私はパンをコップの口から外して食べますが、外さずにスプーン等でパンをつついてスープの中に落としこんで食べると言った食べ方もあります。
最後に、写真を撮っていませんが、ツンドラではぜひ、ロシアンティーをいただいてください。
ロシア風紅茶ですが、紅茶にジャムを入れたもので、寒い時にはすごく暖まります。
ロシアにはヴァレニエという果物を甘く煮込んだものがあり、ジャムと混同されていますが、ジャムとは異なり果肉がほとんどないものです。
ロシア人は、紅茶に砂糖を入れる代わりにこのヴァレニエを舐めながら飲む習慣がありますが、紅茶にヴァレニエを入れることはないそうです。
つまり、ツンドラのロシアンティーのように紅茶にジャム等を入れることはなく、ロシアンティーは日本独特のものとされています。
ですから、ロシアに行った時にロシアンティーと注文しても、何それ?となる可能性があります。
最後に、ツンドラはランチがおススメです。
- ボルシチランチ 840円 (ボルシチ、ピロシキ、サラダ、パンまたはライス)
- つぼ焼きランチ 1,380円 (ボルシチ、ピロシキ、サラダ、グリバーミ)
ランチのサラダ
ちょっと高いですが、つぼ焼きランチならツンドラの名物料理が一度にいただけますよ。
◯ ツンドラ
福岡市中央区大名2-7-11
092-751-7028
11:00~21:30 LO
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