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2016.01.17

上方落語四天王 最後の一人 三代目桂春団治師匠死去 あの「代書屋」が聞けなくなりました。

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戦後の上方落語を支えた四天王の最後の1人、三代目桂春団治師匠が1月9日に心不全で死去されました。

85歳でした。

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落語ファンの私としても大変残念な知らせです。

三代目春団治師匠は、上方落語だけではなく日本落語界の大御所の一人で、故桂米朝、故六代目笑福亭松鶴、故五代目桂文枝とともに四天王と呼ばれていました。

三代目ですから、初代桂春団治は祖父、二代目桂春団治は父でした。

特に初代春団治は、破天荒な生き方でよく知られた人で、破滅型芸人の典型と言われた人です。

借金・女遊び・酒乱で有名で都はるみの歌「大阪しぐれ」のモデルになりました。

しかし、三代目の桂春団治師匠は、逆のキャラクターでむしろ語り口は淡々としており、繊細で華麗な落語を話した方です。

山村流の踊りの名手で羽織の脱ぎ方も見事!

また、あまり知られていませんが、実は春団治師匠は山村流舞の名手でもあります。

あまり、高座では踊りを披露することはありませんでしたが、出囃子の「野崎」とともに出てきて、座布団の上に座るまでの間の格好の良さはこの踊りの素養がでていると言われています。

また、春団治師匠の高座の見所の一つに、羽織の脱ぎ方があります。

両手でそれぞれの羽織の袖口をつかみ、一挙に後ろに脱ぎ落としますが、これが1秒もかかりません。

この脱ぎ方を真似する落語家も多いのですが、春団治師匠ほど上手な人はいませんでした。

この辺のことは、桂春団治師匠の大ファンである学者芸人サンキュータツオさんが、師匠逝去の報を聞いて、荒川強啓さんのTBSラジオの番組、「デイ・キャッチ」の中で語っていますのでお聞きください。

サンキュータツオさんが番組の中で話していた春団治師匠のDVD-BOX全集は「極付十番」です。興味のある方はどうぞ。

『極付十番』-三代目 桂春團治- DVD-BOX


持ちネタと代書屋について

春団治師匠の持ちネタは少なく、11高座くらいと言われていてその少なさでも有名です。

出来ないのではなくて、高座にかけられるものが11くらいしかないということで、少ないネタを練りあげて演じるというスタイルです。

数少ない高座の中で、私が最も好きなのは大定番の「代書屋」です。

故桂枝雀師匠の少々オーバーアクションの「代書屋」に比べて、春団治師匠の代書屋は、非常に聴きやすく私はこちらのほうが好きです。

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この「代書屋」は、故3代目桂米朝師匠に稽古をつけてもらったそうですが、あまりに春団治師匠の代書屋のできが良いので、米朝師匠はあまり「代書屋」を高座でしなくなったという逸話もあるほどです。

春団治師匠の見せ場である登場や脱ぎ羽織を見ることが出来ませんが、「代書(屋)」の音声動画ありますので、お聞きください。

春団治師匠の代書屋の極上な語り口は、いかがでしたでしょうか。


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